主な作品2

墨象・人生の岐路に立ちて

 

縦72.7センチ横60.6cm センチ

2005年年制作

2006年 アジア・アフリカ、アートプロジェクト賞 2010年 プレミオ、A.M.S.C. アラデイフシオンデラスアルテス(A.M.S.C.スペイン芸術顕彰賞) 

<故ル・サロン名誉会長ポール・アンビーユ氏の寸評>

断固とした線が支配し、紙の大部分を占めている。力強い黒色で白い紙の上に自発的な縦の線と斜めの線が描かれ、体内を循環する血液の流れの力強さと活力を思い起こさせる。掠れた薄いグレーは、この生命の爆発に文字通り、息吹を与えている。¥300000 応相談。

墨象・灼熱の恋

 

2009年作 縦78.5センチ横54センチ

 

日本書画芸術大賞。ル・サロン永久会員。スペイン国立プラド美術館財団芸術家功労証会員AMSC永久無鑑査公式認定作家・会員。¥100000 売却済。

 

墨象・永久の別れ

 

グランプレミオ・クロレセル・デル・アルテ賞(芸術大華褒賞) 受賞作品。

 

愛している人に先立たれ悲しんでいる様子。人には出会いがあれば別れもある人生のさだめ。色々と人との出会いは楽しいしワクワクドキドキするけれど、別れは寂しく悲しいもの......良い人と出会うと楽しい記憶ばかりが残ります。人は一生のうち何人と出会い、何回別れを体験するのでしょう。¥60000 応相談。


墨象・虹色の夢

 

<アルフォンソ・ゴンザレス・カレーロ・ゴンザレス先生寸評>

世界に共通する言語

木村松峯が描く作品の多くは、男女の愛がテーマになっており、墨色も重要な要素としている。ピカソやシャガールをはじめ、多くの画家が異性への愛情を作品にしてきたが、こうした感情は国境や原語を越えた世界共通の感情であり、人間が存在する根源的なエネルギーであるに違いないが、書の作品で墨色によりそういった心の動きを表現する芸術家はあまり多くはない。また木村松峯は、作品のタイトルに於いてもイメージを限定せず観る人それぞれのインピレーションに働きかけることを常に心がけている。日本の閉鎖的な世界から飛び出し、万人のイメージに訴えかけるこうした世界こそが、木村松峯という書家が「描こう」としているものの本質なのかもしれない。¥1000000 売却済。

墨象・いばらの道

 

 2009年 縦122横65センチ 墨象「いばらの道(人生茨の道)」

 プレミオ・アラブロテクション・メディオアンビエンタールトラベルデルアルデ賞 受賞

 (地球環境芸術徳行功労賞)

 <ジアンナ・プロダン・ガルシア先生の寸評>

 我々の目の前にあるのは木村松峯(峯子)による実に興味深い作品だ。このアーチストは現代書道の一部門として日本以外でも注目されている墨象書を真摯に追求することによる書道芸術の確信に、そのエネルギー、精神、努力、創造性のすべてを捧げて来た。その功績が認められ、スペインのバレンシアやモナコ、フランスなど世界各地で受領を重ねている。その勇敢で確信的、前衛的なとりくみは、作品「いばらの道(人生茨の道)」にみられる抽象性からも明白である。そのタイトルは彼女自身の生命に体する捉え方を反映している。人生は茨の道、つまり不完全なもので溢れ平坦ではない。しかし、悲観主義という点からのみで彼女はこのタイトルで選択したのではない。なぜならば、この作品は同時に明るい面を強調し、そこへ我々を参加させようとする暗黙の希望をも示しているからである。この書家は前衛的で大胆な表現を用いて新しい希望を我々の心にもたらそうとしているのだ。¥250000 応相談。

墨象・心の中のギャラクシー(銀河) 

 

2011年作 縦192㎝X横150㎝ 一対

作品は墨象「心の中のギャラクシー」です。銀河には色々な星が有ります。自分を主張する星や、控えめにいる星や、おとなしい星や、元気な星などいろいろあるでしょう。人は今、宇宙へ飛び出したいと思っています。世の中せちがらくて環境問題や、戦争や、経済不況、飢餓、紛争、などいやなことばかりで、皆宇宙へ飛び出したいと思っていることでしょう。そんな心の銀河をイメージして描いてみました。百合の聖女芸術大賞、ベルシー美術館、アーレ・センプル画廊収蔵。

¥1000000 応相談。

墨象・一人旅立ち

 

2009年。プリド・アート・プラクティーク賞受賞作品(モナコ公国芸術褒章)

なにもかも忘れて一人旅立ちたい気持ちになることがありますね。故郷の灯りが遠くになり闇になって行く、辛いときもありあますね。何もかも捨てて嵐の中へ飛び込んで行きいたい気持ちになりますね。そういう旅立ちたい胸の内を描いてみました。

¥360000 応相談。

墨象・

 

2001年 日仏現代作品展招待作品。

真という字を墨象で描いてみました。近くの小学校で、墨象を教えてほしいと先生に頼まれ、教えるための参考に描いた作品です。生徒達にイメージだけで描くのは難しいと思い、字から連想して描くように示したものです。真という字の意味は、真実、本当の、純粋、正しい、真に、という意味があります。訓読みはまこと、音読みはしん、名のりにはただ、さな、さね、ただし、しか、なお、まき、まさ、ます、まな、み、などがあります。

<語集> 真意 真価 真剣 真紅 真空 真実 真性 真相 真顔 真理 真心 真面目などその他いろいろあります。 ¥40000 売却済。

墨象・夜明け前

 

縦155センチ横88センチの作品で、AMSC国際芸術家選考委員会より永久無鑑査公式認定作家に認定された時の作品です。地球温暖化や紛争、経済不況、飢餓など世界中に広がっている問題がなくなり、平和で希望に満ちた朝を迎えることができる世の中になるのを切に願って描きました。¥300000 売却済。

 

 

墨象・聖火のファンタジー

 

オリンピック聖火はオリンピック委員会の権限のもとで、ギリシャのオリンピアで灯される火のことで、オリンピックの象徴であります。ちょうど今ソチでオリンピックが開かれており、日本の選手達が金1個銀3個銅2個と大健闘しています。なかでもフィギア男子の羽生結弦の演技は特に素晴らしかったですね。ショートプログラムで100点以上の点数を出したのは、他の選手も勇気づけられたと思います。ファンタジーとは「幻想、空想、妄想」などの意味があり、また、ファンタジーの起源をたどれば、世界各国の神話や民話にまでさかのぼります。神話や民話などを発展させ、面白おかしくしたのがファンタジー作品という考えもできます。南伊豆役場収蔵品。

墨象・種の起源

 

2015年 芸術大冠賞受賞作品。

「種の起源」とはチャールズ・ダーウィンにより1859年(安政6年)に出版された進化論についての著作です。ダーウィンは、『種の起源』の中で、evolution ではなく、Descent with modification という単語を使っています。これは Evolution という語が進歩や前進を意味しており、ダーウィンは進化にそのような意味を込めていなかったからです。生物は環境に適応するように変化し、種が分岐して多様な種が生まれると主張しました。この過程を「生存競争」や「適者生存」などのフレーズを用いて説明しました。この壮大なストーリーの一辺を切り取って、墨象で表してみました。¥1200000 応相談。

 

墨象・カオス(混沌)からの脱却

 

2014年。国際美術貢献文化大賞受賞作品。

縦230センチX横120センチ 2014年作 墨、金箔、銀箔、白墨液。

カオスとはギリシャ神話に登場する原初神のことです。英語での読み方で「ケイオス」とも読みます。この世が始まったとき最初に無の空間に誕生した神のことで、混沌を神格化したものです。原義は大きく開いた口、空っぽな空間のことだったそうです。混沌とした状態のこと、または無茶苦茶な状態のことをいいます。初めに神は天と地を創造されました。地は混沌(カオス)だったそうです。このような混沌とした世界を、希望に満ちた世界へと広がることを願って、墨象で表現しました。¥1500000 応相談。

 

 

墨象・笑みはこぼれて

 

日米欄芸術大冠賞受賞作品。

人は微笑みを絶やさない動物です。『笑う門には福きたる」ということわざがありますが、幸運はプラスのエネルギーになって福をもたらします。いろんなシチュエーションに笑みをうかべて、幸せな瞬間を過ごすのです。顔一杯に嬉しそうな表情をうかべた時を刻んでみました。下田市収蔵品。

 

 

墨象・深海生物

 

縦192X横120センチ。2016年 日伊悠久の審美文化芸術金賞受賞作品。

近年は地球温暖化で深海生物が続々と底引き網にかかったり、浜に打ち上げられたりしています。なかでもダイオウイカの大きさには驚きます。ダイオウイカ属には複数種があるとする説もありましたが、遺伝子的にきわめて均一な同一種だと判明しました。ヨーロッパに伝わる巨大な頭足類の伝説「クラーケン」はダイオウイカをモデルにしているとも考えられてます。まだまだ深海には未確認生物が多いとされ、一種のロマンを感じさせます。そんな深海生物をモチーフに、墨象で描いてみました。皆で協力し合って地球温暖化を食い止めたいものですね。 ¥1300000 応相談。

 

 

墨象・幸せはここに 

 

2015年 終戦70周年記念・沖縄平和芸術選抜展金賞受賞作品

昨今、イスラム国によるテロ行為やロシアのクリミア参入など、物騒な世の中になっていますね。今年、戦後70年になる日本。日本は平和な時代を迎えています。戦争に巻き込まれぬよう、この幸せを次世代につなげていくべく、作品を仕上げました。¥450000 応相談。

墨象・季節の狭間で 

 

2015年 欧州文化貢献墨象作家大賞受賞作品

縦98センチ横75センチ。

春から夏への変わり目を迎えました。立春・立夏・立秋・立冬とは季節を4本の軸に季節の節目がありますが、一年という周期を織り交ぜて作品にしました。4色の色を薄い色から重ねていき、最後に黒い色で絞めてから、金箔・銀箔を落として華やかさとアクセントを付けました。それぞれの季節のはざまで思い悩むあれこれを、表現しました。¥60000 応相談。

墨象・愛の指輪(ring mark)

 

愛の指輪とは、短編小説にもなった美しい指輪の物語です。リングマークは、中世ヨーロッパの時代から、封筒の裏にローソクをたらし、その上からマークを型押しして使ったとして、愛着のある指輪です。いつのまにかなくなってしまいましたが、今でもこれをやるとなかなか渋い感じがして、受け取ったほうも喜ぶことでしょう。この指輪のメタルな感じを墨象でだしてみました。¥300000 売却済。

墨象・心の絆

 

人はみえない絆で結ばれています。親子関係や恋人関係など、何も言葉を発せずともわかりあえるものです。人同士はもちろんのこと、すべての生物はなにかしらの絆でつながっていると思います。遠く離れた友人とも、久しぶりに会うとまるで昨日逢ったかのように感動を分かち合えます。この神秘的な心の絆をテーマに、墨象で表わしてみました。

 

平成28年度

日本美術界優秀の美グランプリ書道部門大賞受賞作品。

¥400000 応相談。